2018年10月15日

Zメカニズム技研株式会社

 

山形県米沢発、独自技術「Zメカニズムエンジン」が米国特許を取得:

新型2軸反転動作エンジン設計で「空飛ぶ自動車」が実現化へ

 

Zメカニズム技研株式会社(本社:山形県米沢市 代表取締役:吉澤匠)はZメカニズム技術(クランクの回転力をx y 2方向に分離し、ロスゼロで往復運動に変える新機構)を確立し、エンジン、ポンプ、コンプレッサー他の用途開発を行って参りました。この度本技術を更に発展させ、デュアル相互逆転出力ミラー型XY分離クランク機構を完成させました。この技術は二重反転プロペラ(CRP)に応用でき、「空飛ぶ自動車」の実用化に近づいたものと確信しています。既に日本では特許第6052748として成立していますが、この度米国特許も取得(許可通知US2018/0030889)しましたので、発表する次第です。

図1: 2重反転動作エンジン(プロペラ部)機構図

図2: Zメカニズム 2軸反転極低振動ガソリンエンジン

 

■技術背景

Zメカニズムとはピストンクランク機構において回転するクランクの力をx y 2方向に分離することにより従来エンジンのサイドスラストにより生じるロスを無くし、摩擦熱や振動の発生を大幅に抑えることが出来る新しい技術です。当社ではこの技術を開発し、数件の特許を取得し、コンプレッサー、ポンプ、エンジン等様々な用途展開を行ってきました。本技術を更に発展させたものが今回発表する「デュアル相互逆転出力ミラー型XY分離機構」であり、具体的には高性能二重反転プロペラの作成が可能となります。

現在「空飛ぶ自動車」が話題となり、広く研究されていますが、多くの課題を克服する必要があります。最大の課題は「振動がなく高効率の二重反転プロペラ」と「軽量駆動機構」を両立させることです。Zメカニズム技術をこの両立を可能にするもので、空飛ぶ自動車の実現に更に一歩近づきました。高性能二重反転プロペラに応用すれば、1台のエンジンで二つの出力シャフトによる自動的な同期反転回転が可能となります。これにより安定したジェット噴流状の単純直線流れが実現し、1台のエンジンで自動車を安定的に飛翔させることが可能となります。このエンジンを2台使用すれば、万が一、1台のエンジンが停止したとしても、もう1台により安全・安定して地上に着陸することが可能です。

本技術については既に日本特許を取得済みで(日本特許第6052748号)、更に米国でも特許成立に至りましたので(許可通知US2018/0030889)ここに公表する次第です。技術の詳細については「技術資料」をご参照ください。和文と英訳を揃えております。

 

技術資料(PDF)

和文:空飛ぶ自動車用 新型2重反転動作エンジンZメカニズムエンジンによって実現する空飛ぶ自動車

English:Japanese Origin New Engine for Contra Rotating Propeller patented in US – No Longer a Dream: “Flying Car” by Z mechanism engine –

 

YouTube

実際に動作しているZメカニズムエンジンをご覧いただけます。

Youtube VIDEO: Z mechanism Two-cylinder Convergence Evolution

 

問い合わせ先

Zメカニズム技研株式会社 代表取締役 吉澤匠
Tel:0238-26-0060  Fax:0238-26-0001
HP: http://www.zmechanism.jp/
Mail:info@zmechanism.jp